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大森 望 (編)「ここがウィネトカなら、きみはジュディ~時間SF傑作選 」★★★★☆
 SFマガジン創刊50周年記念アンソロジー第二弾は、大森望氏のチョイスによる13篇からなる時間SF傑作選。
 40年近くSfを愛してきた小生には、懐かしい香りのする贈り物となりました。
 テッド・チャン、クリストファー・プリースト、リチャード・A・ルポフ、ソムトウ・スチャリトクル、F・M・バズビイ、イアン・ワトスン、ロベルト・クアリア、ボブ・ショウ、ジョージ・アレック・エフィンジャー、ロバート・シルヴァーバーグ、シオドア・スタージョン、デイヴィッド・I・マッスン、H・ビーム・パイパーという名前だけでも嬉しくなっちゃう・・・。

『商人と錬金術師の門』(テッド・チャン)
 書籍初収録のテッド・チャン作品だと言うだけでも価値があります。
 なんともいえぬ物語性が徐々にしみてきます。

『限りなき夏』(クリストファー・プリースト)
 時間凍結された男女を扱ったラブロマンスからは、20世紀前半の雰囲気が伝わってきます。
 『彼らの生涯の最愛の時』(イアン・ワトスン&ロベルト・クアリア)
 青年と老女が恋におち、老女が亡くなった後、青年は時間を超えて彼女を追い求める。
 幾らなんでも年齢離れすぎやろ・・・と思いながらも、話に引き込まれる。

『時の鳥』(ジョージ・アレック・エフィンジャー)
 馴染めなかった。
 相性が悪いのか文章が頭に入ってこなかった。
 さすがエフィンジャーは一筋縄ではいかない。

『世界の終わりを見にいったとき』(ロバート・シルヴァーバーグ)
 若いころ大好きだったシルヴァーバーグの作品。
 地球の終わりはいつから始まる?
 地味目のオチが時代性を表してる。

『昨日は月曜日だった』(シオドア・スタージョン)
 月曜日に寝て、目覚めると火曜日が飛んで水曜日になっていた・・・。
 火曜日が無くなっちゃうってアイデアはぶっ飛んでるけど、今一つ食いつけなかった。

『旅人の憩い』(デイヴィッド・I・マッスン)」
 地球上の緯度などによって時間の流れる速さが違う世界での戦争譚。
 奇想の世界で、戦争というもののナンセンスさを表現するラストが良い。

『いまひとたびの』(H・ビーム・パイパー)
 懐かしい作家・・・。
 第3次世界大戦で大怪我を負って治療を受けて、気が付くと少年時代に戻って父親と対面・・・。
 少年時代からやりなおす人生で未来の戦争を食い止められるか・・・。
 キングの『デッド・ゾーン』と遠縁の親戚みたいな感じがしないでもない。

『12:01PM』(リチャード・A・ルポフ)
 時間ループにはまって12:01分から13時までを繰り返す人生・・・・。
 もしも自分が・・・と思うとゾッとする。
 現実社会の職業人も、ある意味1日単位で同じ毎日を繰り返していて、来る日も来る日も満員電車で通勤したり、出来の悪い上司と毎日顔を合わす日々が嫌になることがある。

『去りにし日々の光』(ボブ・ショウ)
 かつて(四半世紀ほど前だったかな)別のアンソロジーで読んだのだけど、再読しても”スローガラス”というガジェットには魅力を感じます。
 時間SFは時の流れで古びないのかも・・・。

『しばし天の祝福より遠ざかり・・・』(ソムトウ・スチャリトクル)
 超知性を持つ宇宙人が子供の教育のために地球を同じ1日を700万年間繰り返すようにしてしまう。
 地球人は宇宙人を出し抜いて時間ループからぬけだせるのか・・・。
 いやはや、700万年とは・・・大法螺にはこのくらいのスケールがないとね。

『夕方、はやく』(イアン・ワトスン)
 毎日、数百年の人類文明の進歩が繰り返される。
 朝は文明は進んでいなくて電気もなく、夕方あたりに文明が発達してラジオ、テレビなどが現れる・・・。
 発想には敬意を表するが、小生は面白くなかった。

『ここがウィネトカなら、きみはジュディ』(F・M・バズビイ)
 人生が時間通りに進まず、20年も先に飛んだり戻ったりする男が、思いを寄せる女性と時間的な擦れ違いを繰り返す・・・。
 大森望氏が表題作にするほど思い入れがあるようなのだけど、そこまで感情が動かなかった。
 CSで放映していた『ジャーニーマン ~時空を越えた赤い糸』というドラマのように、長編映像にした方が面白いかも。
-◆-

 20世紀前半の作品からテッド・チャンまでカバーするアンソロジーは、この本自体が時間の流れの中を漂ってるようです。
 さすが大森望氏の思い入れが感じられる作品集になっています。
 上述のように必ずしも好みに合う作品ばかりではないものの、『去りにし日々の光』『限りなき夏』など再読でも古さを感じない作品や、豊かな物語性が光る『商人と錬金術師の門』などのラインナップは”満漢全席”の趣があります。

 アイデアだけで勝負する作品や、物語性が秀でた作品やら、多彩な作品群からかつてのSF黄金期を思い出しました。


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テーマ:図書館で借りた本 - ジャンル:本・雑誌

海外SF・ファンタジー | 14:29:49 | トラックバック(0)

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