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沼田まほかる(著)「アミダサマ 」★★★★☆
第五回ホラーサスペンス大賞受賞作家による、傑作ホラー小説。
アミダサマ

アミダサマ

価格:1,680円(税込、送料別)


■内 容

 工藤悠人は、耳鳴りのように聞こえる何かに呼ばれて、廃車置き場に捨てられた冷蔵庫のもとへやってきた。
 そこには、同じように導かれてやってきた近隣の寺の住職、筒井浄鑑も・・・。
 見知らぬ二人は、冷蔵庫の中から届く”コエ”に応えて、扉を開く。
 冷蔵庫はズック以外は衣服もつけていない幼女が閉じ込められていた。
 ズックに書かれた名前を手掛かりに、彼女の身元を突き止め、ミハルという名も判明。
 浄鑑が寺に引き取り、浄鑑の母・千賀子とともにミハルを育てるが、やがて寺の周りの集落に変異が起き始め・・・・。

■感想など

 アミダサマ----仏教の死生観を背景に、静かにジワジワと迫ってくるホラー小説。
 欠片も派手さが無いのがイイ。

 可愛がった猫の死を受け入れられないミハルは、死を許さず、現世に呼び戻し、浄鑑の母・千賀子にその猫が憑き、徐々に性格が変わっていく。
 のどかだった町では突然自殺者が出たり、悪い噂話の輪が広がったり・・・・。
 人や町が少しずつ変化するが、ミハルが働きかけて変化しているわけではなさそうで、ミハルの存在そのものが周囲に尋常ならざる影響を及ぼしている様子。

 ・・・この国全体、それどころか世界中がタガが外れたみたいになってきてるじゃないか。新聞を読んでみろよ、親が子を殺したり、子が親を殺したり、無差別に何人も殺したり、そうかと思うと、カエルが絶滅するかもしれないだの、巨大クラゲが大量発生だの、現実離れのした話は数え上げたらきりがないよ。その上旱魃だ、洪水だ、地震だ、ハリケーンだ----。まったく、世界の終りも、そう遠いことではないのかもしれないと、ついつい考えたくなるよ。
 登場人物が口にしたこのフレーズが言い表すように、はっきりした形はないけど、世の中を少しずつ不吉な混沌へと向かわせる何かの気配を感じさせる物語・・・。
 振り返ると、そこには制御不能な何かがありそうな・・・。
 まとわりついてきそうな雰囲気が、えもしれず不気味。
-◆-

 声ならぬ、コエが聞こえる工藤悠人は壊れていく。
 浄鑑も、不本意な形で母を失うことになる。
 ミハルを中心に、堕ちていく。
 そして、ミハルも・・・。
 親の因果や、輪廻転生を感じさせながら、物語は閉じていく。

 不可思議で独特の雰囲気が何とも言えない作品。
 軽さを排した大人の読書に堪える小説です。



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