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村上 龍 (著)「半島を出よ(上)(下)」★★★★★
半島を出よ(上)半島を出よ(上)
半島を出よ(下)半島を出よ(下)

 北朝鮮の「反乱軍」を名乗る、北・特殊部隊9人が、開幕戦の福岡ドームを武力占拠。
 その2時間後には輸送機で約500人の後続部隊が来襲するが、福岡ドームの観客を人質にされた日本政府は、手出しできぬままに福岡市中心部を制圧されてしまう
 50時間後には、更なる後続部隊12万人が博多港に到着し、九州を実行支配される危機が迫る。
 一般社会からドロップアウトした若者たちが、北朝鮮特殊部隊=高麗遠征軍に立ち向かう・・・・。
 力作です。
 綿密なインタビューや取材によって北朝鮮に関する描写は精緻で、胸が悪くなるほどです。
 北朝鮮が、九州を侵略する話なのですが、北朝鮮政府も、日本政府も多く描かれることはなく、特殊部隊員と、ドロップアウトした日本の若者の視線で物語は進みます。
 ドロップアウトした日本の若者たちの存在感に、著者の「希望の国のエクソダス」との共通点も垣間見えました。
 新世紀の無政府主義というか、既成の国家とか、行政の枠を超越した存在を氏は力強く描いています。
 従来型の国家や政府への失望、失笑など複雑多岐な感情が読みとれ、そこらによくある面白いだけのポリティカル・スリラーとは一線を画しています。
 ストーリーは、12万人の北朝鮮「反乱軍」本体が博多に到着するまでのタイムリミット小説の形を取って、スリリングに展開します。
 警察に捕まってはいないが、脱法行為に走る金満家などを逮捕、拷問する高麗遠征軍。
 特殊部隊の逮捕に向かう日本警察の特殊部隊。
 軍規に違反し規律を保つために処刑される北朝鮮兵。
 高麗遠征軍にすり寄る日本人。
 ノンストップで物語は走り興奮します。
 結末は書けませんが、傑作、意欲作、問題作、力作など形容詞がいくつも並ぶ作品であります。
  著者は、こんなに緻密に書き込んで「勇気があるなぁ」と思いました。
 北朝鮮は恐いもの。
 しかし、著者は「北朝鮮が恐い」なんてシンプルな主張を物語に込めた訳ではありません。
 物語を通して、読者に向かって何かを問いかけてきている気がしました。
 難しい問いで、簡単には答えられそうにありませんが・・・・。
 とにかく一読して、損のない本です。

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日本文芸一般 | 19:58:21 | トラックバック(0) | コメント(0)
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