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池上彰(著)「14歳からの世界金融危機 」★★★★☆
 夏休みにあたって、我が息子(中1と高2)に読ませようと『45分でわかる! 14歳からの世界金融危機。 サブプライムからオバマ大統領就任まで。』を図書館で借りてきました。
 まずは、味見のために小生が先に一読・・・。
 池上彰さんの語り口そのままに、優しく丁寧にサブプライムローン問題以降の世界経済の危機が解説されておりました。
14歳からの世界金融危機。

14歳からの世界金融危機。

価格:800円(税込、送料別)


内 容

目次・・・・1 「世界恐慌」が起きてしまった 2 「サブプライムローン」が破綻した 3 原油価格が暴騰した 4 金融危機の第二幕始まる 5 アメリカで自動車が売れなくなった 6 原油価格下落で中東のバブルもはじけた 7 日本の銀行の貸し渋り始まる 8 世界中の金利がゼロに近づく 9 一九二九年の再現が 10 私たちは何をすればいいのか

感想など

 『14歳からの・・・』ですから、50歳の小生でも読者層に割り込んで行っても間違っちゃいない・・・と自分を納得させてからの一読。

 サブプライムローン問題が注目されてからオバマ大統領就任までの出来事は、あるていど社会問題に興味のある大人なら頭に入っていることばかりなんだけど、世界で起こった事象が時系列にそって整理され、丁寧に解説されているので、あらためてここ数年の経済危機について腑に落ちました。
-◆-

 米国の住宅バブルが、原油価格暴騰や、農作物高騰につながり、やがてリーマンショックなどの国際的金融危機や、円高につながっていく・・・。
 『ドミノ倒し』と言うか、『風が吹けば桶屋が儲かる』というか、関係なさそうな出来事が、負の連鎖を生みながら世界を駆け巡るさまが、よく理解できました。
-◆-

 2009年2月刊行なので、この本の終盤ではオバマ大統領就任への(過度の?)期待が記述されています。
 20世紀初頭の世界恐慌に際して、民間経済に介入しない共和党・フーヴァー大統領から、ニューディール政策で民間経済にも積極的に介入した民主党・フランクリン・ルーズベルト大統領に交代したことが、経済立て直しに大きな役割を果たしたことを引き合いにしたうえで、「ブッシュ→オバマ」の交代になぞらえ、政権交代の大切さを説いています。

 これは、我が国の政権交代への期待感にも繋がっているのですが、この本が今(2010年8月)刊行だったら、政権交代後の政治状況や今の日本経済についてどう記述されたかな・・・なんてことを思わずにはいられませんでした。

 時代の流れや社会の変化が速いせいで、刊行からわずか1年ほどで、オバマ大統領や我が国の政権交代への期待が色褪せてしまっていることに複雑な思いがいたします。
-◆-

 本の感想ではありませんが、著者の池上彰さんについて・・・。
 小生は池上彰さんの丁寧な語り口が好き。

 みのもんた、古舘伊知郎、福澤朗ら、アナウンサー出身のキャスターよりも、記者出身の池上彰さんの喋りの方が耳に入りやすい気がしています。
 話すときの”抑揚”と、他の人よりややゆっくり目の”テンポ”が絶妙で、聞く人に自分の話を分かってもらおうとする姿勢が滲み出ています。


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テーマ:図書館で借りた本 - ジャンル:本・雑誌

実用、教養 | 16:11:37 | トラックバック(0)
本川 達雄(著)「ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学」他★★★★★
 本川 達雄(著)「ゾウの時間ネズミの時間」と「時間―生物の視点とヒトの生き方」を読みました。

■内容(「BOOK」データベースより)

『ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学』
 動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、総じて時間の流れる速さが違ってくる。行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓が打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズによらず同じなのである。本書はサイズからの発想によって動物のデザインを発見し、その動物のよって立つ論理を人間に理解可能なものにする新しい生物学入門書であり、かつ人類の将来に貴重なヒントを提供する。

『時間―生物の視点とヒトの生き方』
 生物学的時間。この新しい時間の見方を使って現代社会を眺めて見ると、現代の抱える問題がはっきりと見えてくる。本書はいま人がウンと言える新たなる行動指針や倫理を求め、時間やエネルギーを軸に、生物としてのヒトに無理のない生き方、社会のあり方を探究する。

■感想など

 NHKの『爆笑問題のニッポンの教養』(2009年11月24日放送分)~「ナマコ権威 本川達雄」で、著者を初めて知ったのですが、凄まじくユニークで面白かった。
 そして、本川達雄氏が語られた「体のサイズと時間の関係」「消費エネルギー(代謝)と時間の関係」に、現代社会の問題の本質を見た気がしたものですから、図書館で本川達雄氏の本を探して、この2冊を読みました。
-◆-

 『都会人のやっていることは、はたしてヒト本来のサイズに見合ったものだろうか?体のサイズは昔とそう変わらないのに、思考のサイズばかり急激に大きくなっていく。それが今の都会人ではないだろうか。体をおきざりにして、頭だけがどんどん先に進んでしまったことが、現代の人類の不幸の最大の原因だと私は思っている。(「ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学」より)』

 ゾウのような大きな動物は長生きで、ネズミのような小さな動物は短命なのだそうです。
 だけど、心拍数とか呼吸数、代謝率などを勘案すると、どうやら体が大きなゾウの生物的時間はゆったり流れ、小さなネズミの場合は時間が速く流れており、ゾウとネズミが各々体感する寿命の長さは同じだろうと著者は語っています。
 自動車に例えると、同じガソリン消費量でゆっくりと長距離を走った場合がゾウ。猛スピードで短距離を走った場合がネズミにあたるようです。
-◆-

 『現代人も縄文人も、体自体に大きな違いはなく、私たちの体のリズムは昔のままなのです。とすると、体の時間は昔と何も変わっていないのに、社会生活の時間ばかりが桁違いに速くなっているのが現代だということになります。
 そんなにも速くなった社会の時間に、はたして体がうまくついていけるのでしょうか? 現代人には大きなストレスがかかっているとよく言われます。そのストレスの最大の原因は、体の時間と社会の時間の極端なギャップにある、と私は思っています。(「時間―生物の視点とヒトの生き方」より)』

 ゾウの時間 ネズミの時間の理屈をヒトにあてはめると、どうやら縄文人の暮らしぶりぐらいが身の丈にあった時間の流れなのだそうです。
 で、多くのエネルギーを消費する生き物ほど、体内で流れる時間は早くなるらしく、人間は肉体の代謝にプラスして石油などのエネルギーを大量消費して社会環境を変化させ、生物的時間の速度を異常に速めているとのこと・・・。(例えば、徒歩や走る場合のエネルギー消費とは桁違いのエネルギーを消費する自動車・新幹線・飛行機などを用いて移動時間を短縮してる)
 このように、現代人は体のサイズにそぐわない時間環境下で生きていることにより、大きなストレスを感じてると言うのが著者の主張。

 たしかに、歌謡曲・流行歌だけをとっても、小生が若かった頃には凄まじい早口だと感じられた吉田拓郎の曲でさえ、小室以降の曲のテンポに比べたら凄くスローテンポです。

 また、人々が喋るスピードも速くなっていて、電気店の若い店員やファストフード店の店員さんの言葉が聞き取れない場合があります。

 このように、どんどん人間、あるいは社会のテンポが速くなっていると平素から小生は感じ、なにかしら世知辛いのであります。

-◆-
 とにかく、生物学者が書いた本なのだけど、人間の在り方、社会の在り方に対する示唆に富んでおり、「あぁ、そういうことだったのか」と”目からウロコ状態”になりました。

 便利なモノやサービスが増えて、時間に余裕ができたはずなのに、時間に追われる感じがすることの原因は、本川達雄氏が語る「体の時間と社会の時間の極端なギャップ」に違いないと思った次第です。

 人間は人間らしく身の丈にあったスピードで暮らさないといかんなぁ・・・と、しみじみ思います。


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「長生き」が地球を滅ぼす


大人の科学マガジン(vol.09)











実用、教養 | 21:18:14 | トラックバック(0) | コメント(0)
茂木健一郎(著)「思考の補助線」★★★

 思考の補助線
■内 容

 日々の思考に、あたかも「補助線」を引くようにして、新しいモノの見方を導く”茂木健一郎”の哲学が示される一冊。

■感想など



 下にいくつか本文から引用するのだけど、脳科学者としての”茂木健一郎”ではなく、彼が「思想家」として秀でていることに驚かされます。

-◆-
『かつて、大阪万博に『月の石』がやってきたときには、何か途轍もないものがそこにあるという予感がして行列を作った、そのような「隔絶」した世界を志向するエネルギーが低下している。』
  この1文はとてもよく分かります。
  『月の石』に、何か掴み所のないワクワク感があって、大阪万博の頃は未知への探求心というか人類が前に進むアグレッシブなエネルギーが溢れていた気がします。
 ところがバブルの頃から目先の利益に気持ちが集まり、未来への希望が希薄になり始め、『バブル崩壊』『9.11』があって、さらに『リーマンショック』があって人類が俯いて暮らしているような感じ。
 エネルギーを失い、閉塞感にうなだれる人類を”茂木健一郎”は憂い、叱りつけている。

 

-◆-
『かつて、大阪万博に『月の石』がやってきたときには、何か途轍もないものがそこにあるという予感がして行列を作った、そのような「隔絶」した世界を志向するエネルギーが低下している。』
  この1文はとてもよく分かります。
  『月の石』に、何か掴み所のないワクワク感があって、大阪万博の頃は未知への探求心というか人類が前に進むアグレッシブなエネルギーが溢れていた気がします。
 ところがバブルの頃から目先の利益に気持ちが集まり、未来への希望が希薄になり始め、『バブル崩壊』『9.11』があって、さらに『リーマンショック』があって人類が俯いて暮らしているような感じ。
 エネルギーを失い、閉塞感にうなだれる人類を”茂木健一郎”は憂い、叱りつけている。
 
-◆-
 『現代の日本の場合、「お互いに人と違ったことをやったらほめ合おう」というくらい割り切った行動規範にしてはじめて、社会が変わるくらいのダイナミクスに結実するのではないか。』
  このフレーズも大好き。
横並び社会で、足の引っ張り合いをしていても何も始まらない。
  「人と違ったこと」を誰かが始めないと、進歩や新しい成功は生まれない。
  ウイルスでさえ常に変異して人間を脅かしているのに、人類が変化を恐れているようでは情けないと小生は思うのです。
-◆-
『批評性と想像の間の関係に思いを馳せることは・・・・日本という国を容赦なく批判することは、愛国心とやらと矛盾しないどころか、自らの住むこの社会を愛する心そのものである。無批評は、愛国を劣化させるのだ。』
  批判精神を失い、唯々諾々と日常を受け入れてしまうことへの警鐘と、我が国に都合のよい意見で国家を庇い立てすることが「愛国」ではないことを明快に示す一文。
  見事な文章です。
-◆-
『凡庸の最たるものは、社会の最大公約数の無批評な受容であろう。』
  「凡庸」であることへの痛烈な批判。
  「お互いに人と違ったことをやったらほめ合おう」を違う方向からの主張。
  「MAX横並び」=「最大公約数の無批評な受容」


  ”茂木健一郎”の主張に共感したので、小生は関西で言う所の「へんこ」でいつづけたい。



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実用、教養 | 16:39:47 | トラックバック(0) | コメント(0)
H・クロスニー(著)「ユダの福音書を追え」と、豚インフルエンザ
ハーバート・クロスニー(著)「ユダの福音書を追え」★★★

 ユダは裏切り者ではなかった!
 1700年前の禁断の書「ユダの福音書」に記されたイエス最後の日々。
 発見、復元、解読を追った衝撃のドキュメント。

ユダの福音書を追え

■内 容

 1970年代後半にエジプトの砂漠の墓からひっそりと発見された1700年前のパピルス文書は、真の価値を知られることもなく古美術商の手から手へと渡り、いつしかスイス、アメリカへと流れていった。
 そして21世紀に入って学者が復元、解読を進め、この文書が本物の『ユダの福音書』---初期キリスト教文書の写本であることが判明。
 ローマの官憲にイエスを引き渡した裏切りものとされていたユダだが、実はイエス自身が、裏切りをユダに命じていたという内容だった。

 砂漠で発見された後、四半世紀に渡る数奇な運命を辿った『ユダの福音書』にまつわるノンフィクション。

■感 想

 『1700年前のパピルス文書』を巡る物語に、『ダヴィンチコード』や『インディジョーンズ』的なワクワク・ドキドキを期待して読み始めたんですが、至極真面目なノンフィクション。
 当然と言えば当然で、冒険活劇を期待する方が間違ってますね。
 とはいえ、内容は味も素っ気もなく、やや雑然としていて読み物として出来がイイとは思いませんでした。
 小生はキリスト教徒ではないので、余計にそう思うのでしょう・・・。

■御国の神秘

 イエスはユダに裏切りを命じるが、そのかわりに御国の神秘を教えるとした。
 「果てしなく広がる永遠の地だ。・・・・そこには天使たちでさえ見たことがなく、・・・あまりに広大で、目に見えず・・・・いかなる心の思念によっても理解されず、いかなる名前でも呼ばれたことのない御国がある。
 これがイエスが示した「御国の神秘」
 宗教的な概念でありながら、「あまりに広大で、目に見えず」「いかなる心の思念によっても理解されず」というフレーズからは、なぜか量子物理学の世界を連想してしまいました。
 アインシュタインが述べたように「神はサイコロを振らない」のですが、イエスが語った「御国の神秘」は、小生のような素人には掴み所のない『量子論的な宇宙』を言い当てているように感じてなりません。

■豚インフルエンザと宗教

 『1700年前のパピルス文書』はコプト語で書かれた写本。
 おそらくギリシャ語の原典を写し取ったものらしい。
 初期キリスト教時代からエジプトにはコプト語を使う少数のキリスト教の一派がいたそうなのですが、これが現代エジプトで起きている豚インフルエンザの騒動に繋がっていました。

-------------------
(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
<新型インフル>豚殺処分に3百人抗議 警官隊発砲 カイロ 5月4日0時23分配信 毎日新聞
 【カイロ和田浩明】カイロ市内で3日、新型インフルエンザ対策として殺処分する豚の運搬で訪れたエジプト政府関係者に対し、反発した住民らが投石、警官隊が威嚇射撃や催涙弾の発射を行い、負傷者が出た。(略) エジプトでは新型インフルエンザの感染例は未報告。政府は国内の豚すべての殺処分を決定したが、国際獣疫事務局(OIE)は「不適切」と批判した。 イスラム教で不浄な動物とされる豚の飼育は、エジプトではキリスト教系コプト教徒が主に行っている。地元紙によると、同教徒の飼育業者は殺処分をやめさせるよう宗教指導者に介入を要請した。
-------------------
 
 豚殺処分に反攻する、エジプトの”キリスト教系コプト教徒”は、1700年前にパピルスに『ユダの福音書』を書き綴った末裔かもしれません。
 エジプトでの騒動は、単に豚飼育業者とエジプト政府の争いではなく、イスラム教とキリスト教の間に起きた宗教紛争という背景がありそう・・・・。

というわけで、たまたま読んだ『ユダの福音書を追え』と「豚インフルエンザ」騒動がエジプトで被るという偶然に少し驚かされました。


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原典ユダの福音書

  
天使と悪魔(上)  天使と悪魔(中) 天使と悪魔(下)











実用、教養 | 10:58:14 | トラックバック(0) | コメント(0)
齋藤孝(著)「齋藤孝の速読塾」「使える読書」★★★
    
齋藤孝の速読塾   使える読書


■内 容

 速読、多読を勧める著者の読書ノウハウと、読書の大切さを伝える一冊。
  • 第1講 何をどこまでめざせばいいのか―速読・多読の目標
  • 第2講 勇気をもって飛ばし読み―二割読書法とは何か
  • 第3講 誰でも今すぐできる速読術
  • 第4講 速読上級者用プログラム
  • 第5講 速読を生活にうまく組み込んでいく方法

  • ■感想など

     『速読塾』という題名だけど、速読術を伝授するというより、多読の勧めがメインテーマで、多読するためには速読が必要だと著者は説いています。
    だから、目の動かし方など速読のハウ・ツー本だと考えない方がいいかも・・・。
     とにかく寸暇を惜しんで読書に時間を割けば沢山本が読めると主張する著者。

     小生も自動車を運転しているとき、信号待ちや踏切待ちのほんの1~2分も読書してます。(本に夢中になりすぎると、後続の車からクラクションを喰らうので気を付けています)
     また、トイレにも本を置いているし、大好きな野球中継を見ながらでも投手交代やCM中は本を読みます。

     小生は齋藤孝氏のように常に知的レベルを上げようなどと高邁なことは考えていませんけど、なんとなく空白の時間を作っちゃうことが惜しいから読書に当てています。
    -◆-
     『使える読書』は読書のハウツーのほか、AERA連載の読書コラムが再録されてる。(再録部分がこの本の大半を占める)
     このコラムは斉藤氏による書評というか書籍紹介。
     昨今のはやり本などが簡潔に紹介されていて、何冊かは興味を引かれました。
     この紹介の仕方が斉藤氏の要約力コメント力などと繋がっていると言う仕掛けになってます。

    ■ナイスフレーズ

     嫌いな作家でも、いい作品を書いている小説家の作品はドンドン読んでおくべきです。
     食べ物と同じで、いろいろな作者の作品を読んでいき、嫌いであっても理解する、食べられる物を広げていくことで他者理解が広がります。(齋藤孝の速読塾)
     興味を引かれる本しか手に取らない小生はこの文章を読んで反省!!

     私が本を素晴らしいと思うのは、著者が自分のためだけに時間をさいて、丁寧に解説してくれるからです。
     アリストテレスやドストエフスキーを家庭教師に雇おうと思ったら、お金をいくら積んでも不可能です。(齋藤孝の速読塾)
     そう考えると、スティーヴン・ホーキング博士に家庭教師をして貰ったこともあるし、東野圭吾や宮部みゆきも我が家に来てくれたってコトになる・・・・。
     こういう見方はこれまで思いもしなかった。

    ■トホホ

     読書の大切さを説く齋藤孝氏の言葉には共感するのだけど、この人は自分の意見を畳みかけてくるので少々鼻持ちならない面もありました。
     たとえば、本に3色ペンで線を引き、ポイントを抑える読書法について、
     3色ボールペンの効用について、これをやるだけで国語の力は30点ぐらいはすぐにあがるというのが僕の説なんです。
     これをやると、すぐざま「要約力」が鍛えられる(使える読書)
     と断じる部分など・・・・。

     また、齋藤孝氏の十八番である『読書力』『仕事力』『学び力』『コメント力』などなど、『○○力』というフレーズを著作のなかでも自画自賛気味なのだけど、なんとなく嫌味な感じがしちゃう。

     齋藤孝氏の『主張力』の強さにゲップが出そうな・・・・。

    ■ユニバーサル・・・

     3色ボールペンではないが、ポイントと思われる箇所がの文字が水色で表示されてる。
     水色の文字は視覚に障害のある方には見にくいんじゃないかなぁ・・・。
     最近浸透し始めたユニバーサルデザインの考え方からすると「色覚バリアフリー」への配慮が欠けているように感じました。



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